奇跡への軌跡

★9月18日
プラハでひとつのミュージカルを観る
★9月後半
ミュージカルが忘れられず、劇場のHPを毎日見まくり、余韻に浸る
オールチェコ語なのでさっぱり分からん。
★10月中旬
HP上でDVDが販売されていることが分かる。
一週間かけて英作文。家族にも添削してもらう。
★10月25日
劇場にメール。「あんたんとこで観た劇がでらおもしろかったんだわ!DVD日本に送ってもらえん?」


一週間待っても、一ヶ月待っても、返事がない。しょうがない。NY行きでバタバタしていて、プラハのことは思い出さないようにする。


★2010年1月23日
劇場から返信あり!「遅くなってメンゴ!送ったげる!住所おせーて!」
「うおーありがとー!うれしー!チェコの人ってほんとに親切ね。どうやってお金払ったらいい?」
★1月28日
劇場から感動のメール。以下、原文ママ。「we are sending you the DVD, it's a present for you, it's not every day that someone from Japan appreciate our theatre... :)
Have a nice day!」
わたし、涙。携帯に転送してにやにやメールを眺める。返信「まーじーでー!?ほんっっっっっとにありがとう!あの劇がプラハの一番の思い出なの!楽しみにしてるぅ!」この担当者さん(marketing manager)はいつもメールの最後に「Have a nice day!」を入れてくれるんだ。Best Regardsなんかよりよっぽどうれしい。

★2月4日
帰宅後、母「プラハからなんか届いとるよ」
!!!!!!!!そう、今日届きました。プラハから。郵便で。プラハから。プラハから。プラハから!かわゆいポストカードにメッセージまで書いてくれて。2010年で、いや、24年間で、一番うれしい瞬間かもしれない。

さっそく視聴。チェコと日本のDVDは方式が違うのでPCで。1時間に短縮されている内容だったけど、やっぱりおもしろかった!当然、全編チェコ語。でも、曲やダンスは今でも口ずさめるし、あのとき子どもたちが爆笑していたシーンも、大人たちがニヤニヤしてた下ネタシーンもしっかり覚えてる。さいっこーに笑えて、かわいくて、毒のある、おんもしろい劇なのです。


現地の子どもが遊びに行くようなところに興味があった。それで、この劇場を探して、この劇に出会った。大切な思い出です。またプラハに行きたいなー。きちんとお礼が言いたい。