雅号のこと

高校卒業時の昇段試験に合格して、雅号をつけていいと言われたときから、ずうっと考えていました。


先生の先生 → ◎○先生
先生     → ○●先生
わたし    → *●


というふうに、一字ずついただいていくのがルール(これは業界や書道会、教室によってちがうかも)。だからわたしは、*の一文字を考えればいいだけ。の、はずなのに、なかなかいいのが浮かばない。●が自然界のものなので、花の名前がいいな、とぼんやり思ってはいたのだけど。漢字の見た目のかわいさと、語呂のよさと、意味を兼ね備えるものってなかなかないもの。


そんで、スミレの話になります。チェスキークルムロフで見つけたスミレの箱を抱いて持ち帰ったくらいスミレは大好きで、紫の花も好きで、花言葉も好きだった。そんなスミレが、なんとわたしの誕生花だった!これはもう、スミレにするしかないぜ、と思って先生に伝えたら、菫の字が書道辞典(?)に載ってなかった・・・。横線だらけなのも、バランスとりにくいよね。音読みはキン。あっさり、スミレはあきらめました。縁がありすぎるだけにほんとに残念。

いまのところ、候補は咲(ショウ)・灯・遥 の三文字。咲が本命だけど、DQNネームかしら。●とつなげると菫の薄紫のほうがかわいらしいけど、咲なら花全般オールマイティだし。名付けってほんと難しい。自分のことだけに、後悔したくない。


なぜ6年もほかっといたのに突然がんばっているのかというと、次の試験が差し迫っているということと、いまのうちにハンコを申し込むとオマケがもらえるかもしれない、という真偽不明の情報から。